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世界最高水準のキーワード抽出エンジンSemantic KernelのAPIをリリース
グローバルコンペティションで二冠を達成した高精度のエンティティリンキングエンジンで新しいアドテクやメディア運営を提案
2016年4月1日、グローバルなコンペティションで優勝実績1のあるキーワード抽出エンジンSemantic Kernel(セマンティック・カーネル)のAPIをリリースいたしました。
Semantic Kernelは、文章中からキーワードを正確に抽出し、同音異義語などの記述された言葉の曖昧性を解消し、分類を行います。また、文中の言葉の重要度を認識するため、用途に応じたキーワードの抽出の調整が可能です。
Semantic Kernelのベースとなっているエンティティリンキング(Entity linking)とは、テキスト中のエンティティ(人名や地名、用語、作品名など)をWikipediaやDBpediaなどのナレッジベースに一対一で結びつけて処理する自然言語処理の技術のことで、米国立標準技術研究所(NIST)や米Microsoft Researchがエンティティリンキングに関するワークショップを開催するなど、近年世界的に高い注目を集めています。
Studio Ousiaは、言語系及びWeb系の世界的権威のある国際会議(WWW2015、ACL2015)内で行われたエンティティリンキングのコンペティションで、国際的に著名な学術機関や企業等に対して、大差をつけて優勝しており、Semantic Kernelはその技術の粋を集めたエンジンです。
Semantic Kernelを活用いただけるシーンとしては、以下のものが考えられます。
- アドテクノロジにおけるオーディエンスデータの抽出
- eコマースやC2Cプラットフォームの検索やレコメンド機能の精度向上
- オンラインメディアのタグ付けや記事リンク化、キュレーションの精度の向上
- ソーシャルメディアや社内データなど非構造テキスト解析精度の向上
など
Semantic Kernel APIは、日本語と英語に対応しています。登録アカウントの作成ですぐに利用できる標準プランとカスタマイズなどを行えるプレミアムプランの二種類で、無料のトライアルもご利用いただけます。